July2001~May2004 EXPERIENCE IN MATERIAL NO.47 Project Konpira
著者:鈴木了二




※通常版の表紙イメージ
完売いたしました。

販売価格:3,300円+税
送料無料
※アセテートからの直接購入には消費税はかかりません。



建築、その秘められた地層
2005年度村野藤吾賞受賞・金刀比羅宮プロジェクト
同プロジェクトに関わるエスキースノートすべてを時系列そのままに公開
鈴木了二自身撮影による進行中の現場写真、エッセイを含む

建築を志す者におくる、最も近い迂回の書
全世界版(英語対応)

2006年2月28日発刊

描きためられた4冊のエスキースノートの核心を簡潔な1冊の本へ
著者と編者による創意とアドリブの応酬
まさにアセテート版

●公刊までの作成プロセス
アセテートによるデモ版作成(2005年5月15日完了)
著者自身による再構成、写真、図版挿入(同年8月完了)
アセテートによる再提案(同年10月完了)
ただいま著者による最終校正(同年11月完了)
アセテートによる著者最終校正版のデータ化(同年11月完了)
2006年2月28日発刊 好評発売中



◆書籍データ

発行所:編集出版組織体・アセテート
発行日:2006年2月28日
著者:鈴木了二
ISBN:4-902539-07-1
頁数:430頁カラー含(前付:23頁、本文:362頁、現場写真:21頁、竣工写真:16頁、竣工図面:17頁、後付:12頁)
サイズ:A5版(210×148mm)、折り込み図版含
仕様:通常版 糸かがり、地券紙、トレーシングペーパー巻き
   特装版 糸かがり、背布、厚ボール紙(表紙)
       本書未収録大型エスキースを縮小裏張りした
       特製巻きケース付(屏風様)
       著者校閲サイン、シリアルナンバー入
価格:通常版 3,300円+税
       初版800部印刷
   特装版 4,700円+税
       200部限定(うちアセテート販売分150部)
       ※特装版仕様は規定販売数を終了しました。

◆書籍構成

エピグラフ
・目次
序文、書誌情報
・主要部(エスキースノート、現場写真)
・竣工写真
・著者によるノート解説
・竣工データ
・竣工図面
あとがき
・著者略歴

01

02



◆鈴木了二とは?

建築家。1944年東京都生まれ。1968年早稲田大学理工学部建築学科卒業。竹中工務店、槇総合計画事務所を経て、1977年早稲田大学大学院修了後、fromnow建築計画事務所を設立。1983年鈴木了二建築計画事務所に改称。現在、早稲田大学教授。1977年「物質試行37 佐木島プロジェクト」で日本建築学賞作品賞を受賞。また2005年、本書の対象である「物質試行47 金刀比羅宮プロジェクト」が第18回村野藤吾賞に輝く。美術家とのコラボレーションや映画の制作も行う。ICC企画展「バベルの図書館」において「物質試行39 Bibiloteca」(1988)、16mmフィルム「物質試行35 空地・空洞・空隙」(1992)。主な著書に「建築零年」(2001)や「非建築的考察」(1998)など。



◆金刀比羅宮プロジェクトとは?

「山を壊さない」という条件下で行われた、金刀比羅宮の新施設計画。
門前町・琴平から始まる参道、785段もの階段を上り詰めて到達するクライマックスに位置。「神殿ゾーン」に新たに授与所、社務所、斎館などの施設を加え、それに伴い広場や道を再構成している。
地上と地下を二分するフラットな人工地盤「絶対水平」とそれを乗せ懸けるための最大10数メートルにおよぶ石の擁壁「絶対垂直」によって構成される。
亀裂をもつ「大階段」、とてつもない出来事があったかのように佇む「中庭」、太古からの歴史をもつ建築の魅力と可能性が噴出。21世紀初頭、日本建築界が放った世界的快挙。

批評:中谷礼仁「デ・レ・メタリカ(金属について)」

■基本データ

名称:物質試行47 金刀比羅宮プロジェクト
所在地:香川県仲多度郡琴平町833
用途:神社周辺施設(授与所、社務所、斎館(緑黛殿))
建築主:金刀比羅宮
設計:鈴木了二建築計画事務所
構造計画:オーク構造設計 新谷真人
施工:清水建設
階数:地下1階、地上1階
構造:擁壁/RC造
   建物/鉄骨造+木造(和小屋)
規模:敷地面積/219,028.87平米
   建築面積/291.12平米(授与所棟)
        623.42平米(斎館棟)
   延床面積/527.58平米(授与所棟)
        1,727.39平米(斎館棟)
期間:設計期間/2002.02 - 02.08
   施工期間/2002.09 - 04.05

01

02


◆エスキースノートとは?

建築をまとめ上げるための構想ノート。
鈴木了二は金刀比羅宮プロジェクトにおいて、計画から完成までの約二年半で三冊のA5ノートを用いている。その総ページ数は500枚以上におよぶ。数多くのスケッチやメモ書き。作者の意図を直接に感じるには、これら活字にされていない原文そのものを歴史家のように読み解くこと。これが最善の策である。ここに本エスキースノートプロジェクトの最大の意義がある。ていねいで生易しい巷の「エスキース本」にだまされている場合ではない。






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