略歴

ピラネージ
Giovanni Battista Piranesi(1720―78) イタリアの銅版画家、建築家、考古学者。『牢獄』シリーズ(1750、60)における巨大な迷宮イメージ、『カンポ・マルツィオ』(1762) におけるミクロコスモス的な都市イメージは、今なおすべての都市の人間たちの霊感の源泉。

横手義洋(よこて・よしひろ)

1970年鹿児島生まれ。1994年、東京大学工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建築学専攻へ進学。1997年、イタリア政府給費留学生としてミラノ工科大学建築学部に留学。帰国後、2001年、東京大学大学院にて博士号取得。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科助手。東京外国語大学、東京電機大学、武蔵野美術大学にて非常勤講師。研究分野は、イタリアを中心とするヨーロッパ近代建築史。主な著作に、『未来都市の考古学』(共著、東京新聞)、『20世紀建築研究』(共編、INAX出版)、『ル・コルビュジエの画帳 ラ・ロッシュのアルバム』(共訳、同朋舎出版)、『伊東忠太を知っていますか』(共著、王国社)など。

岡田哲史(おかだ・さとし)建築家・工学博士

1962 年兵庫県生まれ,1989 年コロンビア大学大学院修了,1993 年早稲田大学大学院博士課程修了,1993 年〜96 年日本学術振興会特別研究員,1997 年〜98 年文化庁芸術家在外研修員, 米国コロンビア大学客員研究員を経て,岡田哲史建築都市計画研究所を設立。現在,滋賀県立大学環境科学部助教授として環境総体を視野に入れた建築デザインを展開している。近年,スイス連邦工科大学,ヴェネツィア建築大学,ミラノ工科大学,ウィーン大学等で教えるほか,(財)米日財団フェローとして国際的にも活動している。主な著書『ピラネージの世界』(丸善出版),『ピラネージとカンプス・マルティウス』(共著:本の友社)等。主な作品「富士北麓の家」,「villa man-bow」等。

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