ニコニコ通信(nico-nico journal) |
『ニコニコ通信』(アセテート刊)とは? 古道具屋の日常を十数年にわたり書き綴った不定期刊行物『ニコニコ通信』の完全復刻版。古物をめぐる様々な人間模様が活写されている。著者による手書原稿を通信そのままの形で掲載。著名人を含む愛読者たちのコメントを収録。 一九四七年、新潟県佐渡郡新穂村(現・佐渡市)に生まれる。(父の実家に疎開中)武蔵野市立第四、小中学校を卒業。私立獨協高校、大学をいずれも補欠にて入学。大学は七年かけて卒業。その間配管工、ロック喫茶手伝い。長男、次男、生まれる。七六年(ごろ?)自動車自爆事故、リハビリのつもりで土木作業員などするが、しだいにつかれてきて、七八年国分寺市恋ケ窪近くに古道具ニコニコ堂を始める(当初の屋号は「ムサシノニコニコ」)。九〇年ころより「ニコニコ通信」不定期にて刊行始める。著書に、よりぬきのニコニコ通信と写真集とを合わせた『古道具ニコニコ堂です』(河出書房新社・二〇〇四)がある。 本書のもとである『ニコニコ通信』の発行部数は現在約20部。著者によって恣意的に選ばれた読者へ直接送り届けられる。中には作家や芸術家など著名人も多い。今回これら読者のコメントを収録。通信の内容は、古道具屋の日常、客の生きざま、回想録、夢の話、漫画・音楽の紹介など。これらが著者の切り口で鋭く繊細に描きとめられている。古道具を巡る人と物との関係を綴ったその内容はユーモラスで著者独自の世界が垣間見れる。(editorK) ◆書籍データ 発行所:編集出版組織体・アセテート
発行所:編集出版組織体・アセテート ◆ニコニコ通信関連情報 ◆掲載内容 ・ニコニコ通信復刻版への序文 |